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心臓血管手術に使われる人工心肺装置とは?

administrator 2024.02.28 2024.02.28

人工心肺装置

人工心肺

心臓血管手術では、心臓の動きや血液の流れが手術の妨げになります。しかし、血液の流れを長時間にわたって止めることは危険で、頭や全身、各臓器への血液が停止しただけで障害が起こります。この為、心臓血管手術では一時的に生体の心臓、肺の働きを代行させる必要があります。一度体外に血液を取り出し、酸素化と二酸化炭素除去のガス交換を行った上で、再び血液を体内に戻す操作を人工心肺と言います。

体外へ脱血された血液は、①リザーバーに貯められ、②ポンプにて③人工肺へ送られます。人工肺に送られた血液は、ガス交換され、動脈血として全身へ送血されます。

    • ①リザーバー:心腔内や心嚢内の血液は血栓、凝血塊、組織片が含まれ、術野の血液には気泡も含まれる為、リザーバーのフィルターに除去機能が備えられています。
    • 製品情報メラFHPエクセラン HPO-21FHP-PR/HPO-21FHP-P

    • ②ポンプ:血液を脱血したり、送血したりする役割があります。人工心肺で使用されるポンプには、ローラーポンプと遠心ポンプの2種類あります。製品情報:メラ遠心ポンプTPC

 

人工心肺装置

 

 

装置

心臓血管手術において、人工心肺を行う際に使用するのが人工心肺装置です。

製品情報:メラ人工心肺装置HASⅢ

人工心肺装置は心臓のポンプ機能 (血液ポンプ)、肺のガス交換機能(人工肺)の役割を代行する「生体機能代行装置」「生命維持管理装置」です。心臓の機能を代行する為、人工心肺装置には、複数の血液ポンプが備えられ、圧力計や温度計などのモニタ類が付属しています。人工心肺中は、モニタに表示される圧力や温度などをモニタリングし、それを指標にポンプの回転数を調整し、人工心肺を行います。

最新の人工心肺装置は、複数のポンプやモニタ類、制御装置が備わっており、それらがデジタルネットワークによって、複数のポンプに連動制御を掛けたり、安全機能で監視できたり、機能が充実しています。

 

 

HASⅢ 詳細

 

 

 

 


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